雪月花の物語

お妃様の願いを叶えたい皇子様の、優しい後宮物語のはじまりです。

皇宮に連れ去られた少女。皇子様は彼女を守ると約束するも、想いはすれ違い――

皇子様は、お妃様が本命です。悪のお兄様の誘惑なんかに負けてたまるか。

皇帝命令が下り、悪の皇妃の麗しい兄皇子に仕えなければならなくなって――？

ゼルダは恐るべき魔物がここにいて、生贄にされるのだという気持ちになった。

　Z 夜会　 + *2

悪の兄皇子に、皇子様のお妃様が一目惚れ。皇子様は許しません。

お妃様に御伽噺を教えてもらったゼルダは、恐るべき真実に慄然とするのだった。
雪月花の物語。それは、王子様とお姫様の恋物語。

耳元に触れた、優しい感触。解放されても、兄皇子に何をされたのかわからず――

深刻にゼルダを傷つけ、後悔したのを隠して微笑んでしまうヴァン・ガーディナ。
それぞれの思いの行方は――

兄皇子に可愛がられるマリが、ゼルダはうらやましくて…？　気が付けば、暴走。

やがて、ゼルダに心を開いたヴァン・ガーディナの告白（懺悔）は――

　Z 月夜渡り　 + *6

蒼の月夜。渡る風。あなたに心、奪われた夜。あなたを愛しては、ならないのに。

　Y 闇色の獣　 + *4

彼が、ゼルダを陵辱したら？　皇帝がどうするのか、知りたかった。――衝動。

手が届かなくなる前に。失って寂しいあなたが、誰より愛しいのだと、伝えたい。

　Y 悪夢の夜　 +*2

不気味な静けさの、夜の領主館。その闇は濃く――夢魔の襲う、誘惑の夜。

領主館で、見てはならないものを見てしまったアデリシアは――？

　Y 逃亡者　 +*6

前皇太子の子を宿し、皇妃の魔手から懸命に逃げてきた侯爵令嬢の愛が、波乱を呼ぶ――

ゼルシア皇妃がヴァン・ガーディナに宛てた書簡の中身は――？

「ヴァン・ガーディナ、ゼルダを撃て、我が愚息は命がいらぬと吐いた、死に伴う苦痛を叩き込め！」――皇帝vs皇子の対決の行方は。

　Z 聖域の悪魔　 +*5

皇子二人を、宮に迎えた皇妃が微笑む。ヴァン・ガーディナを招いた皇妃の真意は――

皇帝に会っていくという兄皇子に置いてきぼりにされ、ゼルダはぽつねんとすねるのだった。

　Y 晩餐の後　

皇帝が語ったその過去は、ヴァン・ガーディナが想定していた最悪の事態よりも、遥かに苛烈で――

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